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第28話
話し遅れたけど、この3人とは部屋で会ったんだ。
おっとりゆったりふわふわで同室の陽向。
一人称“僕”の本当に癒し系で天使。マジ天使。サラサラこげ茶の髪は太陽の光ではちみつ色に透けるし、まつげは長いしぷっくり小さい唇に白い肌に、俺より若干低い身長。まとめると、天使!なんか俺、変態みたいだ。
からかうけど悪意は感じられない陽向の幼馴染、惺士。
182センチの高身長を活かし中学から部活はバスケット。短髪黒髪で体格も良いからちょっと怖い見た目だけどニッカニカ白い歯を見せて笑うから怖いより爽やかが先に来る。
悩まずサバサバしてるし友達多そう。
最後は大翔 。
前髪3か所を金に染め、あとは真っ赤な派手な髪の毛。それに加え関西弁で声も大きめでテンションも高い。寝起きからこのテンションでいそう。でも煩わしいとかは全然なくて超面白い。見た目派手過ぎるけど霞むことない顔の作りに普通の格好ならモテそうなのに……って要らない心配も、もうしてる。
「残念だけど、モテキは来ないよ。大翔」
「突然の失礼な発言!」
「玲音、んなことみんな、分かってるよ。本人以外」
「こそこそすな!!聞こえとんのじゃワレ!!」
「あ、すまん。わざと」
「それが失礼なんじゃ!!」
立ち上がりビッと惺士を指さして騒いだ。
まあレストランみたいとは言っても学食だから周りもガチャガチャ煩いしこんなに騒いでも…おっと、惺士ファンかな。可愛いチワワちゃん達がめっちゃ睨んでる!おおっと、あっちでは陽向ファンかなガタイよさげなお兄さん達が睨んでる!
やっべえ!もしかしなくても俺、注目の的と友達になっちゃった?これからいじめられたりする??
……王道生体験!でも言動には気を付けます!!だって自分は可愛いし身の安全が第一!
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