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第37話

「いつまでも座ってないで、行くぞ」 「あ!!」 「おっと。え、本気で足腰立たねぇの?」 ぐああ!俺は本気でツッキーのことを殴りたいと思いましたけど!? またまたツッキーに寄りかかるしかないこの間抜けな状況を誰かどうにかして下さい。 「ぶっは!すまんすまん。おこちゃま眼鏡にアレは刺激が強すぎたな」 「ウギィー!存在18禁教師って呼んでやるー!」 「なんだその名前!呼べるもんなら呼んでみろよ!面白れぇから」 「その余裕が更にムカつく!!」 結局ツッキーの肩を借りて教室まで向かいまして、途中で始業のチャイムが鳴った。 でも俺の所為じゃないから。断じて俺の所為じゃないから。 「今日の連絡は、以上。それと、羽葉はまだ知らないことが多いから、いじめず教えてやれよ。あと、このまま1限入るから準備しとけ」 はーい。誰かの返事にHRが終わり日直の合図で礼をする。 こう言う所はどこも一緒らしい。 だがしかし?俺の登校初日は、最悪な幕開けでしたが何か!? 今考えてもどうしてあんなことになったのかぜんっぜん分かんないですが何か!? 「玲音と席近くなの嬉しい」 「だな!」 「はぁぁ…俺の癒しは陽向だけだよぉ…」 「はは!朝から疲れてんな、玲音。緊張した?」 「もう色々ありすぎて疲れた…甘いもの食べたい…」 今日のお昼はケーキで決まりだな。お昼まで2時間以上あるけど。1限はツッキーの英語だけど。 ××× 甘くはない。人生は、甘くはない。

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