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第40話

どうして、貴方がこちらに。 学年が一つ上であるだけだというのにこの威圧と恐怖。 一人でも緊張に息が詰まるというのに、彼の後ろに見えるのは、まさか。 「おい。ギャアギャアうるせぇガキ、どうにかしろ」 「えー?僕は楽しそうでいいと思うけどなぁ。ここのパフェもおいしいし!」 「…し…」 「ですから、嫌だと言ったんです」 「ハッ、知るか。で、どれが満点野郎だ」 グッと体を押しのけ前に出てきたのはここの生徒のトップだ。 デカい身長に態度。しかし、成績も力も家柄も誰一人として勝てる者はいない為、口出しはしないしその整った顔は芸能人なんて比じゃないから人気も高い。 彼だけではない。彼らは皆一様にして俺ら一般生徒の比ではない。近づいてはならない存在だ。 「だから、満点野郎って、貴方ね…」 「チッ お前から黙らしてやろうか、暁胡」 「出来るならどうぞ?問題を起こして困るのは、私ではないので」 一触即発しそうな会話に、しかし入ることも聞き流すことも出来ない。 何より、この状況で未だ飯の取り合いをしている目の前の2人が心配で仕方なかった。

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