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第61話※

後ろまでぐずぐずに濡れてんじゃん。これ、すぐ行けそうだわ。 雪くんが彼の足を持ち上げてそう言った。汁が多い子なのかもうイッちゃったのか。どちらにしても気持ち良さに浸るこの子には関係なさそうだ。 どこから出したのかローションを手に垂らしているから最後までやる気満々みたいだ。 「ねぇ雪くん、この子どこで拾ったの?」 「あ?起きたらここにいた」 「ぐふふ。なに?雪くんお持ち帰りしたの?」 「いや、覚えてねぇ。でもいた」 あちゃー、可愛そうに。 最近ずっと校外に行ってたと思えばこれはあれだ。ふらふらになるまで飲んで帰って来たな。どこかにいるからと探しに行って見つからず自棄になって記憶なくすのやめて欲しい。 さしずめこの子はその巻き添え食らって攫われてきたんだろうね。 近くにいるというのに… 「ふくぅっ、ぇぁぅ…」 「中まで既にぐちゃぐちゃじゃん。解す意味ねぇ」 「ま、雪くんに反省とかないか。気持ち良くしてあげるから、許してね?」 顔もぐちゃぐちゃの彼の頬を手で拭ってあげると擦り寄られる。予想してなかった行動にあ、この子可愛い。なんて思ったけど雪くんには報告しないことにした。 「もっと遊ぼうねぇ」 「は、ああっ…」 「きっつ」 「ちゃんと拡げないからぁ」 とは言え良さそうしてるからいいか。 「もう少し落ち着いてよ。揺れてちゃんと弄ってあげられないから」 「知るか。あ、もうイクは」 「雪くんの早漏!」 早漏じゃねぇ!あとで殴る!叫んでくるけど雪くんに殴られたことは一度もない。 止めると毎回悔しそうにするから面白いんだよねぇ、この子も。 「君はもう少し我慢できるかなぁ?玲音くん」

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