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第65話

おやおや、いいのかねぇ? なんか後ろに倒れちゃってどうしたのかなぁ?って自分も横になって顔を覗けば、さっきまでの元気をなくした声でボソボソ話してる。良く聞こえなくて、でも最後のヤダ、疲れたって言葉は聞こえたから熱血教師みたく俺の胸で泣けーって手を広げてみたら本当に来た。 コアラが木にしがみ付くみたいに抱き着いてきて胸に顔を埋めてる。 よしよし。なんて頭を撫でてみたけど自分で自分が面白くて笑いを堪えるので必死。 「玲音くん、ぶふっ…どうする?このまま慰める?それとも、さっきの質問に答える?」 無理ごめん10秒も堪えられなかった。 「もうちょっと、このままがいい」 あ、気付いてない。相当きてるはこれ。なに?慰める?でもこのままって?あとさ、もう一つ気付いてないと思うけど君、今ワイシャツにパン一の格好してるからね?これ雪くんだったらもう一発かまされてるからね? 俺もイタズラしちゃうからね?いい? 「よしよぉし。疲れたねぇ、頑張ったねぇ」 おかあさんになった気分!男だけど! いやー、よく分かんないけどこんな無防備に甘えられたらちょっかいかけたくもなるよね? 「ほーら、よしよぉし」 「っ、ふ…」 頭撫でて、そのまま耳をすりすり。指で挟んで親指で形なぞって耳たぶまで撫でて。 そしたら背中に回る手が服を握って来てふむふむ気持ちいのねもう少ししてあげよう。反対の手を背筋からパンツまでツゥと下ろし中に差し込んで肌を揉む。 足がもぞもぞ動いたから自分のと絡ませる様に捕まえる。はーい。ホールド完成。 「玲音くん体温高いのかなぁ?あったかいねぇ」 「ぅ、あの」 「この柔らかいお尻も気持ちいいし、ずーっとこうしてたくなる」 いや、もうそろそろいいかな。飽きるの早いんだよね。雪くんみたいに反応返ってこないと楽しくないし。 「よぉしよぉし…よしよしよしっ!」 「わっ!うわっ!!」 わしゃわしゃーって頭かき回しておわり!玲音くんも落ち着いたみたいだからもういいでしょ。僕ってやっさしい!

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