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第96話

「おお!なんか今言ってたよな!あなたには…なんだって?」 「僕も分からなかった。リスニングのテストとは違うね」 「玲音は分かったんちゃう?授業もえらいできとったし!」 「ん?え、俺聞いてすらいなかった!!」 はい。痛恨のミス!!委員長を見ていたら聞き逃しました!だってグラタン美味しいとかいうから!だよね俺も超好き今度お持ち帰り出来ないか高橋さんに聞こう。と言うか、潤冬さんにも食べて欲しいなぁとか思ってたらね!別に深い意味はないよ!でも食欲またないかも知れないしそんな時にこのアツアツなグラタンとかのび~るチーズ見たらきっと食べたくなるんじゃ…あ、でもそうなるとあっさりした物がいいのか?とか考えてたら置いてけぼりだ! 「嘘言ってんじゃねえよ」 「ん?誰かと思えば、桜渚君じゃないか」 「やーっほ!僕もいるんだよぉ」 「あ、和民君」 「「!」」 桜渚 雪と和民君が現れた途端、陽向と惺士が…と言うよりも学食の空気が張り詰めてる。 いつもは賑わう時間なのに、だ。そう言えば前に特待生がどうのって言ってたし、桜渚 雪は特待生だし。 ん?てことは部屋の前で言い淀んでたのって桜渚 雪の名前じゃん。 なに?某魔法使いの例の人的な?それがこの赤毛のゴリラ、桜渚 雪なの?え、一体何があるの?生徒会が来た時と同じくらい緊張感あるけどそんなに? 「それで、何が嘘なんだい?」 おっと!俺を置いて話が進んでるし前にも似たようなことがあった気が。 「ブラックサウンドの長はあいつじゃない」 「会長ではないのかい?」 「あんなよええヤツ、務まるわけねえ」 このピリピリした空気の中、えー?雪くんだってそのよええ一人なのにぃ。なんて油を注ぐのは彼の少し後ろに立つ和民君。 お願いだからキミはちょっと静かにしててくれ! 「んだってめえ!!」 ほらぁ、良くわかんないけど怒っちゃったよぉ…… もう3人でどっか違うところ行ってピリピリしてよぉ…と言うか、俺を置いて行かないで?

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