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第100話
「え!じゃあパフェはクマさんが担当なんですか!?」
「おうよ!それにタルトもこいつが担当してんだ」
「すご!この大きい手からパフェもタルトも!?なんて凄い手なんだ!」
んなこと言わっれと照れるは!なんて松原さん。なんでクマさんかって、俺が間違えて呼んじゃったから。そしたらいつの間にか休憩に来てた人にも聞かれ、ピッタリな名前じゃねえの?とそのままあだ名になった。
「あれ?人増えすぎ!俺が捕まえたのに!」
「お、やっと休憩か」
「竹田 さん俺の子ですよ!ちょっかいかけてないでしょうね!」
「お前のじゃないだろ、吉田!」
「今は俺のですよ。ほらちょっと詰めて下さい」
お昼ご飯のお盆を持って現れた吉田さんに料理長の竹田さんは、はいはいうっせえなと言いつつ場所をずれて居た。年齢も点でバラバラなのに仲が良さそうで、ちょっと羨ましい。なんて思ってしまった。
「ごめんね!うっるさくてデカいし、でも怖くはないから」
「うるせえのはお前もだ!」
「え、でも声で言うと竹田さんすよ?」
「生田てめえ午後、いっちばんキツイ仕事にしてやっからな!」
「ひぇ!どうしてっすか!?」
大人数でそれこそ聖徳太子のように次から次と話を聞いて喋って、凹んでたのが夢だったみたいだ。
次の日、この話を聞いた高橋さんがめっちゃ羨ましがっていたと聞いて笑ってしまった。
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