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第102話

その後いくつか注意点が言われた。 期間は月曜から金曜のお昼休みまで。通常授業を行いながらのため、空き時間や放課後を使うこと。また水曜限定で当日発表されるある人物に一度のみ挑戦でき、勝てればそれまでのポイント倍などなど。その後、集計し翌週に表彰式。 頑張りたいけど、なんか急に無理な気がしてきた。だってどれだけ人がいると思ってるんだ!?俺に全員分貰う気力はない!もう見えた!このイベント攻略不可!!俺のペースで楽しみます!! 「玲音、頑張ろうね」 「たくさん名前貰おうな!まずはクラスから攻めよう」 「そうだね」 「2人ともやる気満々だなあ」 「負けへんで!頑張らな!な、槇野!」 「あのっ、はい」 今日は授業もないので教室でそんな話をして時間を潰し、ちょっと早い昼ご飯をとって惺士は部活、大翔は生徒会があると別れた。残ったのは俺と陽向と槇野君。と思ったけど陽向は図書館に行くって言うし、誘われたけど気分じゃなくて断っちゃたけど…行く当てもないから仕方なく教室まで戻ることにした。いや、少し違うかな。 「槇野君がここに来た時みたいだな!」 「そうですね」 「前に委員長が言ってたよな、海外にいたって」 「ええ、今年の2月まで」 俺は、槇野君と2人で話をしたかったんだ。 だって季節外れで海外からの編入生で目元隠れるちょいオタックルで、これ今詳しく聞かないでいつ聞くの?もうだいぶ経ってるけど、まだ大丈夫!そう信じてる。 さりげなく歩幅を俺に合わせてくれるジェントルマンはきっと海外生活が長いからだ。あれだな、イタリアとかスペインとか女性に優しい所にいたんだな。 って!俺を女扱いすんじゃねぇ!!あ、してないか。一人ボケツッコミ、空しい…… 「生まれてからずっと?」 「いえ、中学2年生の8月まではこっちにいました」 「え、そうなんだ?海外に行ったのは両親の都合か何か?」 「はい。あの時は急に決まって、大切な人にお別れも言えませんでした」 「あ……」 おっとやっちまった。こりゃあ、あれだ。槇野君の地雷だ。でもって中学2年で大切な人いたんかああい!!ませた学生生活送りやがって!全然羨ましくねぇからな!自分から椅子投げてやる!!俺の席ねぇから!!

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