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第107話

なんて呑気なこと言ってたら、やっぱりこれはアレですな。 でもワンチャンある?だって今可愛いチワワちゃんめちゃくちゃに可愛い笑顔でこっち見てるし。でもって3匹に増えてるし。お外でみんなでわんわんしちゃうアレでしょ? 「ニヤニヤしてんじぇねえよ、オタク」 「まじ調子乗ってるから。いい気になんなよな」 「ぼく、お前のこと大っ嫌い。惺士君だけじゃなく生徒会の方にも手だして、ほんと、ビッチ」 おお。これ全部俺のこと言ってるんだよな。すげぇ、生で聞けてしまった。あ!しくった。録音してない。これマジで言われたんだぜって自慢したかったのに。 「なぁ、もういい?こいつ俺らの陽ちゃんにも手だしてるって、寮も一緒とかガチネタ過ぎ」 「マジなあ、笑えねえ」 「いいよ。もう学校辞めたいくらいにしてよ」 これまたおお。さっきから確認なんだけど、現実?俺本当に2次元これた?あ、でもガタイのいいモブの筈が爽やかお兄さんでホワイトニング外人イケメンで全然モブじゃないんだけど、これはあってるの?世界間違えたんじゃね? イケメンに制裁されるとか、もうある種の御褒美じゃね? さっきから余裕ぶっこいてるけど全然だから。殴るのヤるの?どっちの制裁?とか考えてるけど心臓出そうだから。 「ちびっ子から許可も出たし、ちょーっと俺らの相手しな」 「で、君たちは見てる?それとも写真送る?」 「そんなのねぇ」 「見てるに決まってんじゃん」 「なにするか、ぼく気になるもん」 はいはい。悪趣味なちびっ子どもだ。なんて会話が聞こえるけど、いよいよどうしよう。どうしようもない。 ××× ヒーローは、この世界にいますか

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