「羽葉…」 「なあんてね！びっくりした！？」 「は？」 うっしっし。俺の名演技にツッキーが戸惑っておるぞ！ まさかここまで信じるとは思いもしなかった。と言うかマジ壁ドン、略してマジドンされたときは心臓飛び出るかと…いや、出る前に止まってたは。俺の心臓一瞬止まった。そのままお陀仏して二次元行けそうだった…… 「もう少しで世界を超えられたのにっ！？」 「……丸刈り眼鏡が調子乗ってんじゃねぇよ」 「うわっヒドイ！生徒にそんなこと言っていいの！？雅おじさあああん！！ここに不適切な発言連発のツッふごぅふっ！」 「神聖な理事長室のそばで変なこと言うんじゃねぇよ。さっきまでの大人しい可愛いレオンちゃんはどこ行ったんだ」 「っ、ぷはっ！なになに！？ツッキーは大人しい子が好きなの？じゃあ陽向みたいなのがタイプってこと？」 ふおおお！ここに来てホスト教師×天使のカプ出来んの！？マジ嘘やったー！純情陽向に手を出すなんて…なんか、本当にいけないことしてる…… 「あ…ツッキー、生徒にと言うか、陽向に手だしたら、犯罪だよ…？」 「出してねえから！つうかなんで津次が出てくるんだよ！」 「うおぁっ！うっ、ギブギブギブギブ！！」 ヘッドロックはなしだって！ごめん、ごめんてっ！マジ悪かったと思う！早く放して！ 必死にツッキーを叩いて暴れて謝って漸く放してくれた。 へっ、俺にかかればこんな技一瞬で返せるし反撃もチョロいし。 今日は気分がいいから何もしないけど？俺の強さヤバいし、下手にケガ人出したくないし？だから今日は何もしないだけだし？マジ本気出したら俺ヤバすぎてヤバいし。 「おい！エレベーター来るから早く来い！」 「え…って、ツッキー遠い！と言うかここエレベーターあったんかい！！」