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第150話「現れる」

「只今より、サインクダサインの閉会式及び表彰式を行います。まず始めに――」 集計をガチの意味で無事に終え、と言うのも金曜日のアレを受けツッキーが終始いて逃げられない怠けられないまるで監獄並みの厳しさである意味無事じゃないよね俺の心も終えたよ。 そして今日、俺たちの頑張りのおかげで順位が決まり発表表彰される。 自分の順位を当に知っている俺は何も期待しないままぼんやりステージを眺めていた。 では次はお待ちかね、表彰式――その声に潤冬さんが中央に向かった。大勢いる生徒から俺を見つけたのかふと目が合った気がした。 「キャアア!!もしかして会長様、僕を見ていらっしゃる!?」 ……間違えた!めっちゃ恥ずかしい!自意識過剰だった!俺ではなく近くの超可愛いチワワちゃんだった! 危ない。手なんか振らないで良かった。いや、振らないけどね。 なんて一人でしていれば横にいた陽向がどうかしたの?とつついてきた。 「ううん、なんでもない。勘違いだった」 「勘違い?」 「うん。俺じゃなかったんだ」 ジッと見つめられ、変な間の後そっか。返してきた陽向に逆にどうしたんだろう?と疑問に感じたがそれを尋ねる前に体育館がザワつきだした。 「急になに?何かあった?」 「え、わかんない」 ステージを見ても生徒が一人上がっていた最中で、あ、彼が1位か。なんてどうでもいいことに目が行くだけで何もなさそうで。 ならば何故?陽向と2人できょろきょろ見回せば、原因は直ぐに見つけられた。 体育館後方、生徒の出入り口が大きく開かれ中央に明らかに可笑しい人影。

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