「いやー、それにしても変わんねぇな」 「だからたったの２ヶ月では変わりようが…」 「ちげぇよ。こっちのことだ」 ワザとらしい言い方で隣の長髪に返しそれから俺を指差し顔を向けてきた。 俺、あの顔知ってる！世に言うドヤァ顔だよ！ これから俺が面白いこと言ってやるぜ隠しても無駄だぜ眼鏡くん？の顔だ！ 何を言うのか知らないし先に言いたいけど、俺、本当に何もないからね？ 金髪さん、恥かきません？ と言うかこの学園の人ってどうして、お前秘密あるだろ俺知ってるぜ！ビックリしただろ言いふらしてやるぜ！！みたいな人が多いんだ？ ハッ！これが最初に雅さんと彰さんの言ってた甘くないって事なのか！？ 「なぁ、レオン」 「あ、はい。どうも」 「「……」」 「は？っんだよその態度」 クソつまんねぇ。 吐き出される言葉にいや、俺は昔からこうですがなにか？と思うしかない。 「ランディ、彼に勝てなかったからと言ってもそれはダメだ」 「あ？お前までんなこと言うのかよ。クソつまんねぇな」 「ごめん。君に会えるの本当は凄く楽しみにしてたんだ。我々もだけど、どんな風に成長したか気になって」 「それなのにクソほど変わってねぇからつまんねぇ」 あ、うん。それはなんかごめん。自分でも成長のなさに落ち込んでる日々だし。 でも、日本人はほぼほぼ変わんないよ？貴方たちみたく海外の血が入っていない限り悲しいかな童顔と言われる日本人です。 「とは言っても？向こうでも関わりなんて全然なってなかったからお前のこと余程に知らねぇし」 「まぁね。でも知ってる名前を聞いてワクワクしたのもワザとじゃないだろう？」 「………」 「で、やっぱりお前、あの時のレオンなんだろう？」 また俺を置いて会話のキャッチボールを行う２人だけど、それよりも気になるのは内容で。 もう色々限界ってヤツです。