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第155話

「いやいやいや!それよりもあなた方の日本語の方が気になって話に集中出来てませんから!どうして分かってもいないのに難しい言葉を話そうとするんですか!?それならもういっその事見たことある日本語を全力で真似てあ、この人日本で頑張ってるんだなって思えるインドカレー屋のオーナーさんとか本当はこう使いたかったんだろうな…と思う中華料理店のアルバイトさんとか!こっちがほっこり心温まる間違い方をして下さい!それか一切間違わないか!」 ふぅ…言い切ってやったぜ。俺こそドヤァって顔したい。今は落ち着いてスヤァ顔になってるから。もうこのままここからいなくなりたいぜスヤァ顔だから。 何故なら体育館での王者っぷりを見ていて、この後の展開がきっと良いものではないと予測が出来るから。 俺の人生、ここまで……俺の両親、親戚、お友だちの皆さん、今までありがとうございました。来世で会いましょう。 「ブハッ!やっぱり面白れぇじゃねぇか!」 「そのようだね。流石、君の読みは外れない」 「え」 なに?どういう事?俺、なにか分からないけどこの2人に嵌められた? と言うことはこの話し方は初めから嘘?ワザとだったってこと?俺にツッコミをさせる為の……? どれだけ策士なんだよ!頭良すぎアピールかよ。 「いや、すまん。そんな冷めた顔をするな。あの頃よりもさっきの方が良かったと思うぞ、レオン」 「我も先程の熱の入った表情の方が人らしくて良いと思う」 「………」 「ん?反応がないな。まさか、本当に憶えてないなんてこと、ぬかすなよ?」 スッと目を細め態度がきつくなる。それこそヤの付く家業人並みの圧がかかって来るわけだけど彼の裏には本当にその人たちがいるからリアルマジな圧力と言うわけ。

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