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第168話

そう言えば、ここ最近ずっと潤冬さんに会ってない…… 学年は違うし幼馴染でも同じ生徒会でもないから会う機会なんてなくて当然だけど、あの日の約束?を俺ははたしていない。 「ちゃんとご飯、食べてるかな……」 サインクダサインが終わって期末考査があって、先週は球技大会があって。気付けば7月後半で来週からは夏休みだ。 ポンと浮かんだ彼に授業中なのに気になって結局一日集中出来なかった。 「今日どないしよか?」 「ひろ君、今日は生徒会ないの?」 「んー、なんや最近様子が変でな。あんま行きたないねん」 「え!誰の!?なんで!?」 思った以上の声が出てしまい大翔に珍しっと驚かれた。 「まぁ落ち着け。変なんは一人やない。みんな可笑しいねん」 「みんな?」 一度は立ち上がった椅子にみんなしてまた座り直してなんだどしたと話を急かす。 和の中心は大翔で、帰ろうとしていた哉芽も誘い、今日はこの話しで盛り上がってそのまま夕飯になりそうだ。 「何がおかしいんですか?」 「お、哉芽も珍しく食いついてるな」 「せや、会長さんと副会長さんがずっと変なこと言いよんねん」 「変なことってなんだ?」 大人しく聞き専していると惺士が詳しく聞き出してくれた。 でも、変なことってなんだろう……? ん?なんで俺のこと見ているんだ、大翔? 「まず副会長さんがな、玲音は会長さんの兄弟やて、言いよるんよ」

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