「はい？」 お笑い芸人サンドイッチさんの、ちょっとばかし何言ってるかわかんないんどす。を頭の中で言っていたら惺士からのはい？が大翔に炸裂していた。 うん、俺はもう少しでは？って言ってた。サンドイッチさん考えてなかったら普通に言ってた。は？何言ってんだお前？って。 「玲音、会長さんと兄弟だったの？」 「え？」 「どうなん？やっぱりそうなん？」 「え？」 「なんで苗字が違うんだ――いや、すまん。そう言うこともあるよな……」 「え？惺士まで！？なんて急展開！！と言うか、俺って会長と兄弟だったの？いつからそういう設定になったの？？でもってそう言うことってなんだよ！？もうわけわからんんんっ！」 自分でも知らなかった事実に両手を挙げてあわあわしてみた。 というかどうしてその結論に至ったのか詳しく知りたい。と言うか待って、会長……潤冬さんって双子の兄弟探してるって言ってなかったっけ？それでどうして俺になるんだ？もしかしてあれも夢だったの？？どういうことなの？もう誰か助けてくれ――！！ 「あの……副会長が兄弟だといっているのですよね？当人の会長は何と言っているんですか？」 「せや！会長さんも会長さんで、あいつは違う証拠もあるが言えない。の一点張りなんや」 「え」 「証拠ってなんだ？」 「そら知らん。玲音のが知っとんのちゃうか？」 「え」 急に振られても困ると言うか……証拠ってなんだよ！俺が知りたいよ！ みんなして俺の方を見てるけどここで一曲聞いて欲しい。 新曲です。 俺、潤冬さんのお兄さん、見たことない！