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第176話

あっ、やばいっ。王子様フェロモンやばいおピンク見えるっダメなのにちょっと見たい気持ちもあるから尚更やばい。俺の体は固まって動かないのにどんどんボタン外してるから見えちゃうダメ見たいダメ、絶対。 思考がぐちゃぐちゃになった時、体が暴走して暁胡さんのおピンクを隠すよう乱暴に抱き着いてしまった。 「っん、くるし……」 「あばばばっ!急にすみません!でも俺には暁胡さんのぷるぷるおピンクは早すぎてっ」 「おピンク?」 「あっ!えっと、えっちすぎて!その!だから!鼻血出して倒れそうで!でもっていい匂いも近くてこれ以上は俺のアレの100%が事故です!取り敢えず俺いったん離れますからそのおぴ、ち…びーちく見えそうなんで隠して下さい俺の為にも是非!本当は少し見たいけどダメです隠して下さい!」 見上げて一気に言えば暁胡さんはポカーンとして、でも次にはあははと鈴蘭みたいに笑い始めた。 「はははっ、必死すぎ。そんなに刺激強い?でも本当は見たいんでしょう?目の前にあるけど、見なくていいの?」 「っ、っ!」 バラの精の甘い香りと誘惑にどうしたらいいのか分からなくなって動けなくなって、そしたらツッと体を手で押され距離を取られていた。 え、なに?なんて惚けていると暁胡さんが自らのワイシャツを指で摘まんで―― おっ、めっ、ピッ、見えっダメ! ピンクッみえっ!みえっ………… セルフスローモーションで焦らされ、でも今度は止めるなんて頭になくて、体の中央から肌色の範囲が広がっていくのを只々ガン見していた。 「……おぴんく」 ××× ぷるぷるおぴんく……

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