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第181話
ふかふかでふわふわで良い匂い……
「れぉ…、……ぬいで…しわ…」
なんだろう。でも首とかお腹が楽になった。え、なに…?
良く分からないけどするっと頭の方に引かれ体に乗せられた軽いモノ。鼻の先にはまだ良い匂いがあって、近づいたらツルツルで冷たい。でもどうしたらいいか思い付かず手で払ってみた。
そんな彼を余所に、自室を出る前から足元をふら付かせ心配で着いて来た暁胡は急に寄りかかられ、今は一緒に入ったベッドの中、自らの胸の前で手をふらふら揺らす行動を見てふふと笑っていた。
「玲音、なにをしているのかな?」
「いい匂い…あった、か…ない……」
「ん?あ、私のワイシャツが冷たかった?」
幼い子を甘やかす声にうんと頷いた彼。素直だねとまた笑い肩からシャツを下ろすと後ろに落とし、これで良い?問いかけた。
待ってましたと直ぐに寄って来ると手と顔で確かめ温もりに満足したのかそのまま動かなくなる。
安心したようにむにゃむにゃ目を瞑る彼に暁胡は少しばかり悪戯心が湧いていた。
「可愛いね、玲音。でもいいの?えっと…おぴんく?目の前にあるよ」
「うん…?おぴ…」
「そう、こことここ」
手を動かしふにと柔らかい自らの乳首に持って行ってみる。さっきは耳まで赤くし刺激が強いと倒れそうになっていた。それを思い出し寝ぼけている今はどうなんだろうかと試してみたくなったのだ。
「やわかい…」
「触っていたら、硬くなるよ」
「きもち…」
「玲音が気持ちいいの?」
「ぷにぷに…おいしい……」
「あはは、触ってるのにおいしいんだ」
笑いが治まらず口を手で押さえていると体の揺れが気になったのか指がクッと乳首を摘まんだ。
「んっ、ふふ。動いてごめんね」
乱れた彼の髪をすいて耳に掛けてやり、唇に移すと下の赤みをくぅと押しながらお口開けられるかなぁ?囁いた。
「ぁ、に……んっ」
「っぁ、お詫び、させて。玲音は上手にお口ちゅっちゅ、出来るかな?」
「ちゅう…ゅ…」
「ん…はぁ…じょう、ず…」
止める人の居ないベッドの上。この悪戯はいつまで続くのだろう……
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