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第182話
唇に挟みンチュッ、んちゅ、幼子のように離れずにいる彼を暁胡も止めることはなく、そればかりか頭を抱いて吸いやすくする為に支えていた。
第三者がいたなら本当に未亡人だったのではないかと勘違いしてしまいそうである。
「あっ、んんっ、はぁ…れおん…も、すこし優しく…」
「んんぅ」
「ふ、いやなの?」
「やぅ」
目を瞑りながら良く返事をするなぁ。でもそろそろ私も…
自ら始めたことだけど…思うも指と口で暫く弄られ腰の辺りがゾクゾクと擽ったくなってきていた。体温もベッドに入った時よりも高くなっているようで彼の頭を撫でるたび、髪は流れ落ちず指に纏わり最後まで着いてきている。
玲音
優しく呼びかけるも返事はなくまだ夢中だった。
「れおん、れおんくーん。んっ、ぁぁ…ほんと、じょうず。私のここ、気に入った?」
「ん、あったかぃ…」
「ふふ。でも、今日はもうだぁめ」
「ぅっあっ、あ、あ……?」
初め同様、彼の口に指を当てくぅと下に押す。いやだともっと抵抗するかと思えばそこは夢の中、訳も分からず無抵抗にぱかり開き寂しくなったそれに薄く目を開いた。ぼんやり見つめ焦点は合っていない。
「しぃー、夜だから静かにね」
「む……ぅん?」
「こぉら、今度は指じゃないの。寂しいならこっちにして…」
「ふぁ、ぁ」
静かにと押し当てた指をもぐもぐ舐め始めた彼の舌をもう一本指を増やし、挟み込んで外に引きながら自らの元に寄せる。
キスも好きでしょう?少し前のことを思い出し今度はそちらに。しかしまたしてもちゅっちゅと可愛らしい音を立て吸い付いてばかりであの時との違いに目を細め口端は上がってしまう。
「かわい」
「ちゅっ、んぅっ」
「手はこっち。そう、いい子…」
大人しく胸の前で丸くなっている手を導き体の間に。
更に下へ。
もう悪戯では済まないところまで来ていた。
×××
果たしてどうなる!?
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