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リクエスト企画
続いてます
「ぅ、んっ、ふあっ!」
ぐちゅぐちゅという濡れた音と創の少し高い声が部屋に響く。
「なあ、分かる?創を抱いてんの誰?」
「んんっあっ、けぇ…ッ!」
「そうだろ?オレ以外見ないように、もっと体で覚えろよ」
視覚からの情報を遮断された創は、ずば抜けて良い聴覚が今は特に敏感みたいで、いつもより反応がいい。わざと音を立てて乳首を吸ってやると、きゅうっと奥が締まる。
脇腹を指先で撫でれば、仰け反るようにして喘ぐのがすげえ可愛い。
「ひぁああっ⁉︎やめっ、それやだあっ!」
「やめない。ちゃんと奥でオレを感じろ」
体を離して両足を掴むと、ぐっと奥まで入り込み、一番いいところを小刻みに何度も何度も突き上げる。
肌を打ち付ける音、そこから漏れる湿った音、ベッドが軋む音。それが今の創に聞こえる全てのもの。
あと一つ。大事なのはただあと一つだけ。
シーツを掴む手にオレのを重ねて、そっと耳元で囁いた。
「創…愛してる」
「んあっ、継、けえっ、は…ッん、やっ、あぁあーーーーっっ!!!!」
オレが囁いた瞬間にびくびくと足を震わせて創が限界に達すると、今まで以上に締め付けが強くなる。創の吐き出したものを下腹部に感じながら、オレも最奥に精液を全て注ぎ込んだ。
荒い息のまま創の目を塞ぐネクタイを外してやると、ぎゅっと閉じた瞳からはぼろぼろと涙が零れて来る。
焦点が定まらないのか、宙を彷徨う両手を握ってやったら、声を上げて泣き出してしまった。
「うっく、継のばかぁっ!やだこんな、の…ふっ、ぎゅって、して、いっぱいキス、してよぉっ…!」
「あー、…悪い、やり過ぎた」
彷徨う両手をオレの背中に回してやると、創の頬を伝う涙を拭って唇を重ねた。少し離して、また重ねて。ただ触れるだけのそれで、気持ちを込めて何度も繰り返す。
そのうち創の手のひらがオレの髪を撫でてくるので、オレも同じように創の髪をさらさらと撫でた。
「っふ、おれっ、継しか見てな、い、っ!継だけっ、なの、に…ッ」
「ん、そうだな、ごめん、ただのヤキモチ」
潤んだ瞳から溢れる涙は、何度舐め取っても止まらない。あーあ、腫れちまうよこれ…
「けぇの、ばかあっ!こんな、好きなの、にっ!もぉ、やだ、継なんかきら…だいすきぃっ…!」
嫌いと言いかけて、言えなくて、代わりに大好きなんて言ってくれた。
胸の奥から愛しいという気持ちがどんどん湧き上がってきて、さっきまであったどす黒い嫉妬を沈めていく。
「…はは、そっか、オレも大好き。愛してる、創だけ」
再び触れた唇は、涙の味がした。
くほーっ、素敵なリクエストありがとうございましたっ!目隠しか拘束か悩んだ末の目隠しでした。最後はまあラブラブで締めさせていただきましたけどね、やっぱこの二人はラブラブエッチじゃないとダメだなあと改めて思いました。継が冷たいのとかやだ(笑)
うしまるさんリクありがとです!
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