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穏やかに過ぎる時間

「おい大介、さっさと風呂入って……」 「わ、なんかお邪魔しちゃった…?」 「そうだな、よくわかってるじゃないか」 創と二人でジャスティンの部屋に行きドアを開けると、ベッドで抱き合って寝る二人の姿があった。 いやいやいや、オレがすっげー我慢してんのに何やってんだこいつら!ムカつく。すげームカつくっ! 「おい大介っ!てめー起きやがれっ!」 「んー…え、うわっ、なにっ!?」 「てめーコラ大介っ!オレが我慢してんのに何勝手にイチャイチャしてんだコラぁっ!」 「えっ、な…うわあっ??おいお前何してっ、離せっての!」 ぎゃーぎゃー騒ぐ大介を引っ張ってリビングへ向かい、まだ湯気の立つ夕飯の並べられたテーブルにつく。 創がサラダを取り分けて、オムライスにケチャップを掛けていく。オレのにはハート描いてくれた。すげー嬉しい。 「イチャイチャしてんのはお前らじゃん」 「えへ、だって継の事大好きなんだもん」 「創っ、愛してるもう夕飯より創食いたいっ!」 「ご飯、食べようね?」 顔は笑ってんのに目が笑ってない。この状態の創に逆らったら…イヤイヤ、想像したくないわ。 額に創がちゅーしてくれたから、大人しく座って食べ始める。 「いただきまーす」 「はい、どうぞ」 よし、明日はなんとしてでも優勝して創とヤるっ!

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