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ご褒美ちょーだい?
そのあとは今日の球技大会の事や、ジャスティンの普段の生活の様子なんかを話して。いたって普通の食事風景だった。
先にジャスティンを風呂に入れるつもりが後ででいいからと断られ、急いで風呂に入ってきた。
リビングに戻ると、なんか二人が楽しそうに何か見てる。
ああ、こういう時の悪い予感は当たるって、もう学習済みだ。
「悪い、お待たせ〜……っておい!何見てんだよっ!」
「なっ、なんでもない!」
「嘘つけ!今後ろに隠したもん出せ!」
えー可愛いのにーなんて文句を言う母さんの背中から出させたのは、一冊のアルバム。もちろん俺の。
まったく、油断もスキもねえな…
いったん部屋に戻ってからジャスティンを風呂に突っ込むけど、あっという間に出てきたからびっくりした。
しかもスウェットの下だけ穿いて、上半身裸で首からタオルを掛けただけ。
「早っ!」
「だって、早くダイスケのところに戻りたいから」
金の髪が濡れて光る。プルプルしながら水を飛ばすゴールデンレトリバーが頭をよぎった。そっくりすぎて笑える。
あー、しっかしマジで良い体してるよな…
「ほら、ここ座れ」
ベッドの上に座り、その前をぽんぽんと叩いてジャスティンを促すと、素直に従う。うん、やっぱ犬だ。おすわり。
膝立ちになりながら首に掛けたタオルを抜き取って、濡れた髪を拭いてやる。すげえさらさらしてるんだな。
「お前さ、犬みたい」
「犬…」
「ほら、今もちゃんと座ったし」
わしわしと髪を拭いてやれば、ぺたんとしていた髪がだんだんとふんわりしてくる。
こんなもんか、とそこで終わりにして、背中を手のひらで撫でた。
「Good job, you deserve a reward」
ふとジャスティンが振り返り、撫でていた手を取られる。
じっと見上げてくる。
あ、やばい、かっこいいかも。
「Just make your kiss my reward…」
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