315 / 507
答えは夢の中で
椅子に座ったままの継の膝を割り、その間に跪く。継が自分でズボンの前を寛げていて、そこはもう上を向いていた。
程よくついた腹筋に惚れ惚れする。そっと手のひらを這わせれば、くすぐったいのか体を捩って手のひらを重ねてきた。
「ふふ、ごめんね?」
「ったく、遊ぶなっての」
ぐいっと天を向いたそこに頭を押しやられ、舌先で先端部分をゆっくり舐める。すでに染み出たものの味が口に広がって、唇でやんわりと包み込んだ。
継のはおっきくて根元まで咥えてあげられなくて、でも気持ち良くなってほしいから、出来るだけ奥の方へと導くように舌を這わせる。
「んっ、はあ…やべ、ちょ、手加減して……」
そっと髪を撫でてくれる継を見上げると、口の中でまたおっきくなる。それが嬉しくて、根元部分を軽く握って上下に扱きながら口から出し入れする。
時折じゅる、と音を立てて吸い上げて、口の中に溜まった唾液を潤滑剤代わりにそこへ垂らし、手のひらを動かす。
「うぁっ、ちょ、それダメ…!すげ、やば…っ!」
ひときわ口の中で大きく硬くなった。舌先を尖らせて先端の窪みを抉ると、髪を握る力が強くなる。ああ、そろそろかな?
「んあっ、やば…あ、ふああっ、もぉ、出る……そぉ………!!」
見上げた継の瞳がぎゅっと閉じられて、切なげに眉が寄せられる。この瞬間の顔が、とても好きだと思う。綺麗で、可愛くて、かっこよくて、愛しい。
口の中に放たれた継のものを零さないように、最後の一滴が出切るのを待って喉の奥に飲み込んだ。
ともだちにシェアしよう!

