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寂しい時は抱きしめて
【創side】
お昼に大量のそうめんを茹でて、みんなで食べた。
継には唐揚げが食べたいなんて言われちゃったけど、作るならちゃんと美味しいものを作ってあげたいから、漬け込む時間がなかったからって謝った。
午後の練習が始まる前に簡単に後片付けをして、体育館にいていいか梅さんに確認する。継のモチベーションが上がるからと二つ返事でオッケーしてくれた。でも継は暑いから帰れって言うんだよね。
「…継のかっこいいとこ見たいのに」
「オレだって見せたいけどさ、このクソ暑い中で待たせんのイヤなんだって…」
ぎゅう、と優しく、でも強く抱きしめられて、肩にぐりぐりしてくる。ちょっと痛いかな。
「…っていうのがちょっと、寂しいのがいっぱい」
継の背中に腕を回して、ぎゅっと抱きしめ返した。
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