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牙のない狼
「創、後ろ慣らすからここ座って」
「ん…」
オレの膝の上に跨がるように乗せて、目の前にある鎖骨に吸い付く。すぐに甘い声が零れ落ちてきて、きゅっとしがみ付いてくる。
ボディソープを指先に絡めて、キツく締まったそこに塗りたくると、びくびく震える体。創がこっちを見下ろしてくるから、そのまま唇を重ねた。
「んっ…ふ、ンぅ……」
「指、挿れるな?」
こくりと頷き、オレの肩に額を押し当ててくる。マジ可愛い。いやいや抑えろオレ、頑張れオレ!ここでしっかり慣らしてやらないと、辛いのは創なんだからな!
ゆっくりと人差し指を挿し入れる。少し挿れただけでもきゅうきゅうに締め付けてきて、ボディソープの滑りがなければ動かせない。
「んァあ……ッン…け、ぇ…!」
「痛いか?」
「だ、いじょ、ぶ…ぅん」
人差し指の根元まで埋めたところで、くいっと指で壁を押し付けながら出し入れさせる。耳元で喘ぐ声がエロくて、ぐちゃぐちゃに掻き回してやりたい衝動をなんとか抑える。
仰け反る創の背中を支えて、ぴんと尖った乳首に舌を這わせれば、ささやかな抵抗なのか、オレの髪をくしゃりと掴んできた。
「なんだよ、嫌なのか?」
「ふあっ、ちが、ぁっ…だめなの、それ、だめ…っ」
「何がダメなのか言ってみ?」
「ひぅっ、んああぁっ!!!」
ぐり、と前立腺を指の腹で押し潰すように擦り付け、少しずつ痛みを快感に変えていく。
指を二本、三本と増やしたところで、創の中がとろとろに蕩けてきた。
「んっ、あ…っはぁ、けえぇ…」
「創…挿れたい、いい?」
とろんと熱の灯った瞳で見下ろされて、さっきからずっとお預けくらってるオレのちんこがずくんと疼く。
オレのほっぺたを両手で包み込んだ創がふわりと笑って、ゆっくりと唇を重ねたのを合図に、熱く蕩けて今か今かと待ち受けてくれてるそこにちんこを宛てがった。
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