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可愛い

レストランを出てから、もう一度館内に戻る。今度は全員で一緒に回った。 ん、と差し出した手のひらを、創が当たり前のように握って指を絡めてくる。ふんわり笑って擦り寄ってきた。猫みたいですげえ可愛い。 「継、大好き!」 「おう、オレも」 ぎゅうっと腕にしがみ付いてくる。なんか、今日いつもよりちょっとテンション高くないか?そんなに水族館楽しんでくれるんなら、毎日来てもいいな。 くしゃくしゃと頭を撫でてやり、そこに口付けた。うわ、嬉しそう。可愛いなマジで。 「ね、ペンギン見に行こ?」 後ろを歩いてるヘタレ二人に創が声をかけて、ペンギンのいるエリアへ向かう。ここの水族館のペンギンエリアはすごく小さくて、でもペンギンだけがいる。順路を進み小さな自動ドアを抜けると、屋外のペンギンエリアに出た。 ぷかぷか浮いているのもいれば、すごい速さで泳ぎ回るやつもいる。それを楽しそうに見てる創を見て、こっちも楽しくなる。 「可愛いね〜」なんて言ってる創が可愛い。 目の前にある創の耳朶を唇で挟んみた。ばっと振り返ると真っ赤になってる。いつもしてるのに慣れないよな、そこも含めて可愛い。あー、可愛いしか出てこねえな。 「け、え…だめ。ね?」 「じゃあ帰ったらな?」 こくんと頷く創の手の甲に、ちゅっと唇を寄せた。 早く帰ろう。もう一度創の耳元に唇を寄せて、わざと息を吹き掛けるように少し低い声で言ってみた。 ぴくりと揺れる細い肩。ゆっくりとこちらに顔を向けてくる。とろんと蕩けたような瞳に、少し開いた唇。 これで我慢しろってのが無理だろ?
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