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甘く溶けるキスは蜂蜜色

くったりと力の抜けた創をベッドに運んで、額にかかる前髪を払ってやる。ちゅっと唇を押し付けたら、うっすらと瞼が開かれた。 暫く虚ろな目で焦点が合ってないみたいだったけど、オレの顔を認識すると途端にふわりと嬉しそうに笑ってくれる。すげえ幸せな瞬間。 「けえ、だいすき」 「おう、オレも大好きだ」 隣に横になるとすぐに擦り寄ってくる。猫か?まあ猫より可愛いけどな。クソ可愛い。天使だ。 トんでる間にさっとシャワーで体を綺麗にしてやったから、創の匂いに混じってボディソープとシャンプーの匂いがする。創が好きな桃のやつ。 創がオレの胸元に顔を近付けてすんすんしてくるから、オレも創の髪に顔を近付けてすんすんする。いい匂い。 「創、寝る?」 「うん……けぇも」 「ん、ここにいるから」 「えへへ、手つないでてね?」 「ッたり前だろ」 「ちゅーもして?」 …何なの、オレの理性壊す気? 今日はこれ以上創に無理させるわけにもいかないし、ちゅっと唇を重ねて手のひらを合わせると、すぐに指を絡めてくれる。そこにも唇を押し付けて、ぎゅっと抱きしめた。

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