家に帰るなり風呂場に直行して創を押し込むと、鞄を投げ捨てて創にシャワーをぶっかけた。 「うわっ、なに?」 「うるさい、黙ってろ」 「ちょ、継っ！」 制服の上からシャワーを浴びせて、ボディーソープを泡だてた。 「全部洗うから脱げよ」 そう言うと、渋々と言った感じながらブレザーのボタンを外していく創。 張り付いていて脱ぎにくいんだろうけど、今は手伝う気にならない。 「まったくもう、しょうがないなあ」 きっと創はこのオレの醜い嫉妬に気付いてるんだろうな。 あーもう、オレどんだけ心が狭いんだよ… 「あの犬達くそむかつく、でも創は可愛い」 「継、怒ってる？」 「ん。でも可愛いからいい」 濡れて雫を垂らす前髪を払って、でこちゅーした。そこを掌で押さえてる創が可愛い。 「…なんでここなの？」 「イヤ？」 「………継がいいなら別にいいけど？」 「ごめんなさい、イヤです、口にしていいですか？」 「ふふ、初めからそうすればいいのに」 泡だらけのオレの掌に創が指を絡めてきて、唇を合わせた。すぐに隙間から舌を割り込ませて、奥にいる創を捕まえる。 「ン、ぅ…」 「創、犬なんかに笑うなよ…」 「…おれにメロメロ？」 「はいそうですよ」 くすくす笑いながら、一度離した唇をまた触れ合わせてくれた。 舌を絡ませながら、水を含んで重くなった制服を脱がせていく。寒くないように、創の後ろからシャワーで暖めた。 創の唇を軽く噛んでから離れて、泡立てたボディーソープで創の体を泡まみれにしてやる。 「んっ、くすぐったいよ」 「今だけな」 「後で何かあるの？」 「さあ？」 言葉遊びを楽しみながら、あのクソ犬達が触ったところを洗いあげる。あーくそむかつく！