43 / 507
バカな弟ほど可愛い
【創side】
こんにちは、創です。
おれの下敷きになってるのは、弟の継。ちょっとおバカだけど、そんなとこも含めて可愛い弟です。
「創、ちゅーは?」
「ふふ、わかった」
体重をかけないように継を跨いで座り、お望み通りにキスしてあげると、たちまち頭を抑えられる。
さらさらと撫でられる髪が、なんだかくすぐったいような。
「ん、そぉ…」
とろんとした目で見上げてくる継が可愛くて可愛くて(エンドレス)
「創がすんの?」
「うん。イヤ?」
「んーん、やじゃない」
唇を少し離した隙に、継が聞いてきた。
おれがするよ。だって継が可愛いんだもん。いっぱい愛してあげたい。
「継、大好き」
「知ってる」
くすくす笑い合いながら、だんだんと深くなるキスで継の吐息を奪った。
「ん、…ふぁ…っ」
「…はあっ、ヤバいね、継やっぱり可愛い」
きゅっとおれの髪を握ってくる継。もちろん痛くなんかない。
ほんのりと紅く色付いた頬を撫でると、掌に擦り寄ってきた。
可愛い。
ともだちにシェアしよう!