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絶頂という拷問

【創side】 ずぷ、と継が入ってくる。片足を継の腰に絡めていて倒れそうな体を、ぎゅっと継の肩にしがみついて支えた。でもだんだんと腕にも力が入らなくなってきて、ガクッと足の力が抜けたところを継に抱き留められた。 「っひ、ぅんっああっ!!」 今ので一気に奥まで継に貫かれて、目の前がチカチカする。 気付けばお臍の辺りが熱くてヌルヌルする。整わない息のままそれに触れた指を、継が掴んで口元に持っていった。 「トコロテンとか、マジ可愛い…中すげえびくしてる」 「ぁっ、だめ、今うごいちゃ…!んっ!」 おれに見せ付けるみたいに継がそれをねっとりと舐め取って、最奥まで入れたのをゆっくりと引き抜くように動かしてくる。 どうしよう、すごく気持ちい…!ただでさえ気持ちいのに、イッたばかりのそこはいつも以上に継の動きを敏感に感じていて、無意識のうちについ締め付けてしまうのが自分でもわかる。 「っ、そんな締めんなって…!」と継が耳たぶを甘噛みしながら囁いてくるけど、それすらもおれにとっては甘い拷問でしかない。 「んあっ、あぁ…けぇ…っ!」 「やっべ、超可愛い…」 ズチュ、ズチュ… 濡れた音が継の手のひらで覆われたおれの耳に入ってきてすごく恥ずかしいのに、それを助長するかのようにそこは濡れてしまう。 ああ、また何かがせり上がってくる… 次の波に備えるようにぎゅっと目を閉じて継の背中にしがみ付いた時、ぐっとそこを握り込まれた。 「なあ創、ドライでイけよ」 「ふぇっ、や、あ…んあああ…っ!」 一際強く腰を打ち付けられて中で何かが弾けたのに、おれの体はおかしくて、さっきみたいに欲を吐き出す事ができない。 「やっ、あっ、はな、してぇ……っ!」 「すっげ……ちんこ食い千切られそう」 「んぁっ…だめ、うごかな、ひあああっ⁉︎」 継の突き上げに連動するみたいに次々と迫ってくる波に飲まれそう。 気持ちいのに、気持ちよすぎて辛い。 「け、えっ、だめ…へんになるぅ…」 「っは、なれよ、オレだけ感じればいい」 ギリギリまで引き抜かれてから一気に最奥まで貫かれた時、おれの意識が途切れた。

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