58 / 507

いただきます

こつんと額を合わせて、じっと見つめてくる創。 マジで可愛いすぎる。どうにかなりそう。 「んじゃ、いただきます」 「ふふ、どうぞ?」 ぺろりと柔らかな唇を舐めて、そのまま塞ぐ。首に回されていた腕が片方だけ離れたかと思ったら、オレの左手を握ってきた。 指を絡めてきゅっと力を込め、舌先で唇を突いたら抵抗なく開けてくれたので、そこから舌を捻じ込ませて唇の裏側をじっとり舐める。 「ぅ、ん…っふ、」 「は、…創、可愛い」 溢れる声と唾液を全て受け止めて、シャツの上から既に硬くなったそこを指で押し潰す。 ぴくりと肩を震わせて反応するその姿は、何度見てもオレの心を掴んで離さない。 惜しみながらゆっくりと唇を離すと、そのまま反対の突起にシャツの上から吸い付いた。 「ひあっん、や、なに…!」 だんだんとシャツが濡れて、ぺったりと貼り付き形を露わにする。 時折歯を立てると、創がオレの髪に指を差し込んで抵抗してきた。 「んっ、継…や、だぁ…」 「んー?」 「服…濡れてやだ…」 「そ?どうすんの?」 白いシャツにうっすらと創の乳首が浮かび上がってて、かなりエロい。正直これはかなりエロい。マジでエロい。可愛い。 でもそんな可愛い創をついつい虐めたくなって、意地悪く聞いてみた。 そしたら、とろんとした目でこう言ってきた。 「はやく、ぬがせて…」 ほんとはシャツを引き千切ってでも、早くその白い肌に触れたかった。 けど、創にがっついて余裕ないとこ見せたくなくて、一つ一つボタンを外していく。そんな葛藤を知ってか知らずか、創がオレのスウェットの裾を捲り上げてきた。 「継も。脱がせていい?」 「…バカ、煽ってんじゃねえよ」 「え、そんな事した?」 無意識レベルでこうしてオレの心を弄ぶ。ほんと小悪魔の皮を被った大魔王だよ。 創にされるがまま腕を上げて、上半身裸で創を見下ろすと、するすると腹を撫でられた。 「うぉっ、くすぐってえっ!」 「あ、ごめん。つい触りたくなって」 創は何故かオレの腹筋に触りたがる。まあいいけど。 まだ彷徨ってる創の手のひらを取って指先にちゅっと唇を寄せて、まだ絡まったままのシャツを抜き取る。その手がオレの頬を包み込んだのを合図に、柔らかな肌を堪能する事にした。

ともだちにシェアしよう!