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水も滴る…?【リクエスト】
☆☆☆☆☆
燦々と照らす太陽の下で、真っ白に洗い上げたシーツを干す。眩しくて目を細める創を、背後から抱きしめたのは継。
すう、と首筋に顔を埋めて息を吸い込むと、お日様と創の香りがする。
「…まだ終わんねえの?そろそろ構って欲しいんだけど」
「ふふっ、もうちょっと待ってね?庭に水撒いちゃうから」
体を捩って継の頬にちゅっと触れるだけのキスをすると、するりとそこから抜け出し、庭の片隅に設置してある水道へと向かう。
くるくるとホースを引き出して蛇口を捻る。勢いよくその中を通る水が、先端からは霧状に姿を変えて放出された。
太陽に向かって水を放射線状に噴き出すと、虹色の光が生まれる。
「わあっ、見て見て継っ、にじーー!」
「ぶはっ、ちょっ、そぉっ⁉︎」
くるりと振り返った創の目の前には、大好きな継がいて。手元のホースからは水が止まらずに噴き出ていて。そこから噴き出る水は、継へ全てかかっていた。
ぽたぽたと髪から雫が落ちる。
「あ、あのっ、ごめん継っ!今タオル…」
「やったなこのぉ!」
「ぅわっ⁉︎」
けらけら笑いながら、干していたシーツごと創の体を包み込むように抱きしめる。するすると物干し竿からシーツが滑り落ちて、二人で地面に倒れ込んだ。
ホースからは絶え間無く水が吹き出ていて、支えを失った先端のヘッド部分が動き回って、辺り一面霞がかかったようになっていた。
ぽたり。
雫が一滴、創の頬に落ちる。親指でそれを拭ってやり、頬を手のひらで包み込む。
「継…かっこいい」
「ん、知ってる」
「ふふ、大好き」
「それも知ってる」
ちゅ、と啄ばむように唇を重ねて、頬を包み込んでいた継の手に創のそれが絡まる頃、深く重なり合って。
吐息を奪い、熱い舌で創の咥内を隈なく味わうと、甘い声が零れる。
ゆっくりと唇を離せば、お互いを繋ぐ銀糸が光って、うっとりと蕩けた瞳で継を見上げた。
「シーツ、洗わなきゃ…」
「後でオレがやる」
「んっ…でも…」
「もう黙れって」
耳元で囁いた継の言葉は、創の理性を揺るがすには十分な一言で。
再び創が瞳を閉じたのを合図にするかのように、その細く白い首筋に吸い付いた。
*****
そんなわけで、遅くなりましたがリクエスト頂いた水遊び。あんま遊んでない上に中途半端(; ̄ェ ̄)
もうちょっと夏休みが続いて、いよいよジャスティンさんとのお別れの後に新学期です。もう少しお付き合いくださいませ。
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