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嵐、襲来
☆☆☆☆☆
週明けの気怠い月曜日。
懐の体温を感じながら枕元のスマホで時刻を確認すると、いつもよりも幾分早い。滑らかな肌をさらりと撫でて、きゅっと握られた手のひらに自分の指を絡めた。
「…ん、…け、ぇ?」
「わり、起こした?」
「……ううん、起きる」
絡めたままの手のひら。自分の方へと引き寄せ、手首にそっと口付けた。
「…なあ、誘ってんの?」
「さあ、どうだろうね?」
「朝そーゆーのされると困るんだけど」
くすくすと笑う創を見下ろすように顔の横に腕を着く。
と、露わになっている創の額をピンと弾いた。
「った!」
「ばーか、昨夜さんざんヤッて疲れただろ?」
オレだってそこらへん分かってんよ、そう呟きながら柔らかな唇を重ねた。
触れるだけでそこから流れて来る暖かいものを胸の中にしまい込んで、はにかむように微笑む創の頬を撫でた。重なるように創を抱き込むと、二人で顔を合わせて笑いあった。
「そういや夜中に母さんから電話あったよね?」
「あー、ったく、時差考えて電話しろよな」
「出なくてよかったのかなあ?」
「創とヤッてる時に他の事したくねえし」
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