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準備期間
「だめっ、絶対だめだっ!!!!」
次の日、衣装のデザインを見せられた。執事のデザインはまだいい。問題はメイドの服。というか、スカートの長さ。
ミニスカートとか!!!!
「なんで他のヤツに見せなきゃなんないんだよ!」
「だって似合うじゃん」
「ンなの知ってるし!でもオレ以外に見せたくない」
「えー、もったいない!」
「オレのだし!」
クラスの半分が接客に回る事になって、その衣装は既製品を使うらしい。手配は正木がしてくれるみたいだった。姉ちゃんの仕事の関係で、そういったのはすぐ手に入るとか。
ただ、オレと創のだけは他と違うデザインにしたいとなぜかクラス中から押し切られ、わざわざ手芸部の奴らが作る事になった。
うちのクラスの手芸部が優秀なのはよく知ってる。球技大会の時のあの創の可愛さはもう言葉にならないくらい可愛かった。ヤバい、思い出すだけで勃ちそう。
けど、ミニスカートはダメだ。オレと二人の時は是非お願いしたいけど、オレ以外のヤツに見せるなんてしたくない。絶対領域?とかなんとか言ってるけど、スカートそんな短くしたらダメだ。膝上何センチあるんだよこのデザイン…
「とにかくダメ!こんなん着せたらすぐ連れて帰るからな」
「しょうがないなあ、じゃあこっちは?」
そう言って別のを見せてきた。よし、これならいいな。
これを着た創を頭の中でイメージしてみる。
…………超絶に可愛いな!!!!
「よろしくお願いします!」
「よーし、頑張って作るからね!」
ちなみに、大介のはオレがダメ出ししたミニスカートのデザインになった。
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