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かっこいいと思ってほしくて

【大介side】 びっくりしたびっくりしたびっくりしたびっくりしたびっくりしたーーーーーっ?? なんだアレ!なんであんな近いのあいつ?? つーか耳元で喋んなよ!くそッ、ぞわっとした! 添えられた手のひらが当たる部分がなんか熱いし、背中がゾワゾワするし、なんなんだよもう… 「ふふっ、はい、タオルいる?」 楽しそうに創がタオルを手渡してくれた。 頭からすっぽり被って顔を隠すと、大きく息を吸い込む。落ち着け自分。 「バスケする時のジャスティン、かっこいいよね」 「………知るか」 ああ、こんな全身暑いのは走ったからだ。うん、きっとそうに違いないはず。 体育の授業では、バスケに参加するやつを中心に練習して試合をした。 オレと継、ジャスティンは同じチームだったんだけど、なんていうか、すごかった。どこがどうすごいのかってのはうまく言えないけど… いつも継と部活でやってる時よりも、なんかやりやすかった。周りをよく見ていて、欲しい時にパスをくれる。いてほしいスペースにいてくれる。 手のひらに吸い付く様にボールを扱うくせに、とても綺麗なフォームでボールを宙に放つ。 ゲーム中はジャスティンと何度も目が合って、その度に優しい笑みを零してくれた。 どんだけオレの事見てんだよ。 でも、それがイヤじゃないオレもどうなんだかな。

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