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結論としては

【創side】 「えっ、チューしたのお前??」 「ああ、何か問題でも?」 「うーん、まあ、ねぇ、ここ日本だしねぇ…」 大ちゃんと別れて継と先にリビングに入ると、しばらくしてからジャスティンが入ってきた。 なんだか嬉しそうにしてたから尋ねてみたら、大ちゃんにプレゼントもらって、更にキスまでしたらしい。 確かに向こうでは挨拶だから、もちろんおれ達に対してだってジャスティンはキスもハグもする。けど、それとこれとは意味が違う。 「…泣かせたら、いくらジャスティンでも許さないからな」 「継…」 じろりと睨む継の視線の先には、嬉しそうにリストバンドにキスするジャスティン。 と、誰かの携帯が鳴った。 「っ!」 真っ先に反応したのはジャスティン。ばたばたと大きな体でカバンが置いてある場所まで走る。 その隙にソファに座った継が手招きするから、素直に隣に座った。そしたらキスしてくれた。ジャスティンの話し聞いて、したくなったのかな? ちらりとジャスティンの方を見れば、なんかすごい嬉しそうに携帯を握り締めてる。大ちゃんからメールでも来たのかな。 「なあ、どう思う?」 「いいんじゃない?どっちも大事な幼なじみだし、仲良くなってくれたら嬉しいでしょ?」 「オレは創にちょっかい出さないならそれでいい」 とりあえず、しばらくはこの二人を見守ることにしました。

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