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【リクエスト】猫にコタツ
えーと、かなり季節外れですが気にしないでください(笑)
【継side】
毎年冬になると、うちのリビングには炬燵が登場する。寒がりな創のお気に入りなんだけど、なかなかこいつが曲者だ。
ソファの前のローテーブルに炬燵布団を掛けてるんだけど、これを肩まで被ってにこにこしてる。いや、猫みたいで可愛いよ?でもさあ、なんつーか……うん、寂しい。
いつもならソファに座ったオレの上に創を座らせて、後ろからぎゅっとしながら観てるテレビ。今は炬燵に入る創をオレの足で挟んでるだけ。後ろに寄っ掛かってくれればいいのに、そうすると寒いからしないらしい。
くそっ、来年は出さねえぞ!そう毎年思うのに、創に「ねえ、継…お願い、出して?」なんて言われちゃったらさあ!断れないだろ!!!!
「そーお、こっち来いって」
「えー…寒いのやだあ」
「オレの事構ってくんねえの?」
「むー……」
くるっと振り返って、みかんを口元に差し出された。うーん、別に食いたいわけじゃなかったんだけど。
とりあえずその細い手首を掴んで、指ごと咥えてみる。先っちょに少しだけ歯を立ててやると、すぐに溢れてくる果汁に負けないくらいの甘い声。
「んっ…継、ちょっと…待って」
「ずっと待ってた」
……ああ、いい事考えた。
創に炬燵から出て来てもらえないなら、オレが入ればいいんじゃん。
ソファからずり下りて、創に後ろから抱き着くみたいにくっつく。何が起きてるのか分かってない創の体を持ち上げて足の上に乗せると、そのままセーターを捲り上げた。
「ひあっ??」
「ああ、悪い、冷たかった?」
創の肌はいつも暖かい。オレの手のひらが吸い付くみたいに柔らかくて、ずっと触ってたいんだ。
そのまんま上に辿っていくと、既に硬くなり始めてるそこが指先に当たる。きゅっと摘んでやると、びくびくと震える体。
首筋に舌を這わせながらカリカリと弄って、ズボンのジッパーを下ろして手を突っ込む。
「やっ、あ…継、んぅ…」
「なあ、挿れていい?」
「ん……」
後ろからグリグリと押し付けてるから、オレのは準備万端、いつでもオッケーだ。けど、創はまだ。
ズボンを放り投げて、ゆっくりと窄まりに指を這わせる。テーブルに置いたままのみかんを一房取ると、ぐっとそこに宛てがった。
ぐちゅりと音を立てて潰れたみかん。中から溢れ出た物を指に纏わせて、人差し指を狭い穴に捻じ込んだ。
「創、力抜ける?」
「っふ、あ…継、後ろ、やだあ…!」
オレを受け入れてくれるための準備をしていくのが一番もどかしい瞬間で。
早く創と一つになりたいのに、でも創を傷付けるのは絶対やだから。
ぐちぐちと音を立てるそこを丁寧に解していくと、テーブルの上に突っ伏していた創から聞こえて来ていた甘い声が、なんだか違うものになっていた。
「んっ、や……けぇ、やだよぉ」
「え、創…?」
「ふぇっ、やだ、テーブルっ、継ぎゅってしたい、やだあ……っ!」
涙声に慌てて指を引き抜いて、創を抱き上げてこっちを向かせる。ぼろぼろと涙を零してる創は、不謹慎だけどすごく綺麗だと思う。
頬に流れる涙を拭ってやると、そのまま擦り寄ってきた。くそっ、可愛いなオイ!!!!
少しだけしょっぱくなった唇に食らいつく。すぐに舌を突っ込んで創のと絡ませて、もう一度ゆっくりと指を入れて解す。きゅうきゅうに締まってきた。中はすごく熱くてトロトロしてて、指だけでオレもやばい。
「っは、あ…けぇ、ん…」
「……痛い?」
「へ、き……だから、」
「早く継をちょうだい?」なんて吐息交じりの濡れた甘い声で言ってくる。なんだこれ、オレの理性試されてんの?そんなん最初っからないんだけど。
引き抜いた指の代わりにオレのを埋めていく。ぐいぐい締め付けられてすぐにでも出ちゃいそうだ、やべえ、カッコ悪…頑張って耐えろオレ。
「ぁ、ふ…あッ、」
「痛い?」
ふるふると首を振る。痛いんじゃないのが分かって安心した。
オレにぎゅっとしがみ付いて異物感に耐える創がすごく可愛くて、早く啼かせたくて、でも無理はさせたくなくて。ああ、矛盾してんなあ。
カリの部分を越えてしまえば、あとはもうちょっと。ず、ず、と吸い込まれるみたいにして導かれる。やべえ、挿れただけなのに超気持ちい、イきそう。
ふと腹の辺りが暖かくなった。創の体がびくびくと震えて、ナカが断続的に締め付けてくる。
「……なに、挿れただけなのにイッちゃった?」
「ごめっ…ん、ふああっ!」
ぐりぐりと奥に当たるとこを押し潰すみたいにしてやると、更に締まる。だってここは創のイイところ。こうすると創は可愛く啼いてくれるんだ。
「いいって。オレも、気持ちいし」
「ん……ッ」
しがみ付いてくる体を抱きしめて、舌を絡め合って。体の全部で感じる創が、言葉に出来ないくらいに好きだ。
何度も下から突き上げる度に締め付けてくるのに、中はこんなにも柔らかくて気持ちい。
ぎゅっと腕に力を込めると、同じように抱き返してくれる。じっと見つめれば、同じように見つめ返してくれる。
「……すっげえ幸せ」
「大好き!」
オレの腕の中にあるこの大きくて可愛い猫は、いつでもオレを幸せにしてくれるんだ。
*****
すいません、ホントにすいません……今何月だよってツッコミはコタツの中にしまってください(笑)
リクエストいただいていたコタツでやっちゃう双子、本当はもっと気合い入れてやらせたかったんですが、あまりにも季節外れで諦めました(´・_・`)
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