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【リクエスト】悪戯っ子にご用心

【創side】 部活が終わって帰って来て、継をお風呂に押し込んでみた。だって、今日は明らかにお疲れモードだったんだもん。 文化祭も終わって、本格的に二年生が主体となって各部活が動き出した。継も大ちゃんもバスケ部の中心になって、毎日遅くまで練習してる。 二人でいられる時間は少なくなるけど、頑張ってる継を見るのは好き。 継がお風呂上がったら、ご飯の前に少しマッサージでもしてあげようかな? 「うっはー…だりぃ」 「あ、ほら、ちゃんと髪拭いて!」 「んー、やってくれんだろ?」 まったくもう、しょうがないなあ。…なんて、最初からそのつもりでいたんだけどね。 ソファに座る継に冷えた牛乳を渡すと、ゴクゴクと音を立てて飲み干す。上下する喉仏に少しだけ見惚れていたら、「創、やって」とタオルを差し出された。 ふわふわのタオルに水滴を吸い込ませながら、少しずつさらさらになっていく髪に指を通す。ついでにほっぺたとか撫でてみたりして。 こうすると、ほら… 「…ふふ、おやすみ」 いつも継は寝ちゃうんだ。今日は疲れてたみたいだから、あっという間。 クッション代わりにいつもソファに置いているブランケットを広げて、肩からそっと掛けてあげた。 風邪でも引いたら困るし、更にタオルでしっかり髪の水分を吸い取る。。本当は最後にドライヤーで乾かしたいんだけど、起きちゃうからね。 ん、こんなもんかな? ……それにしても、普段はカッコいいのに、寝顔は可愛いなあ。 同じ顔なのに、やっぱり違うんだよね。 …キス、したいなあ。だめかなあ? 今日は帰ってすぐ継だけをお風呂に入れたから、キスしてない。…やだなあ。 いいかな?ダメかな?…ちゅってするだけだったら、いい、よね? 「継…大好き」 ぶにぷにとしたほっぺたを軽く撫でて、一瞬だけ唇を重ねて離れた。 …つもりだった。 「ふっ、ぅん…ッ!」 「は、なに、寝込みを襲う気かよ?」 「けっ、継⁉︎起き、て…」 後頭部をぐっと抑えられて、ばっちりと視線が合う。ニヤリと不敵に笑った継は、ものすごくカッコいい。 気付けばソファに横たえられていて、目の前には大好きな継。 「悪戯っ子な創に、お仕置きしてやんなきゃな」 …意味深にそう言った継に、もう二度と寝顔に騙されないぞと決心しました。 ・・・・・・ リクエストいただいていた寝てる継にイタズラ。 ………未遂ですねこれ完全に。しかも返り討ち(笑) これにてリクは全て書き終えました。次回より通常運転でラブラブな二人をお届けします(笑)
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