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物足りないんだもっと俺を求めて
【創side】
「創っ!」
梅さんの締めの挨拶が終わり、一目散に継が走ってくる。まるで『とってこい』と言われてご主人様の元にボールを運ぶ犬みたい。可愛い。
突進してきた体を受けとめて汗で額に貼り付いた髪を払ってやると、ぎゅううーッと抱きついてくる。ほんと可愛いよこの弟。どうしよう、大好き。
ぽんぽんと背中を叩くと、ばっと勢いよく顔を上げた。
「創っ、超愛してるヤりたいもう無理」
「ん、そうだねぇ」
ジャスティンが家に来てからまだ数日だけど、それだけ継としてないって事、おれだって我慢できないくらい我慢してるんだよね。
でもそのおかげで継がこんなにおれを求めてる。すごい嬉しい。
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