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愛言葉

【創side】 継が指を出し入れするたびに、クチュ、という音が聞こえてきて、すごく恥ずかしい。けど、恥ずかしいはずなのにそれがすごく気持ち良くて、もっと継に触れてほしくてたまらなくなるんだ。 中に入れた指はそのままに、ソファから降りた継がたくさんキスしてくれる。唇の隙間から零れていく唾液を、継がぺろりと舐めるのがかっこいい。 「…は、ぁ、…もう、やだあ…」 「ん?」 「は、やく…ギュッてして…」 「…わかった、痛かったらちゃんと言えよ?」 指が引き抜かれる感覚に、体がふるりと震えた。どこから取り出したのか、ガサガサとパッケージを開ける音が聞こえて、期待と不安と、そして恥ずかしいのとが入り混じる。 継はがっついてるように見えて、こういう時は意外に冷静なんだよね。一回おれがお腹壊した時から、きちんと後処理もしてくれる。まあそれはおれの意識がないうちに済んでる事の方が多いんだけど。 ホントは、ゴムなんかしないで継を感じたい。でも、もっと深いところまで来て欲しいし、ずっと繋がっていたいから。 膝を曲げてうつ伏せになったままで息を整えていると、ふいに後ろから継が抱きしめてくれた。 「創…いい?」 「ん…」 ホントは後ろからされるのは好きじゃない。だって、おれが継をギュッてできないから。でもその代わり継がいっぱい抱きしめてくれる。 熱いものが後ろに充てがわれて、ズッと中に押し入ってくる。 あ、だめだ、これダメだ。 「ふ、あッ!やぁああ…っ!!」 「っ、創…?」 お腹の中がぞわぞわして、つま先から頭のてっぺんに向かって電流が流れていくみたい。そんな中をゆっくり、ゆっくりと継が入ってきて。目の前が真っ白になって、体がぴくぴくと痙攣するのがわかる。 くたりとソファに倒れ込むと、敷いていたクッションが濡れていた。あーあ、やっちゃった… 「創…入れただけでイッた?」 「ふあ…んっ、ごめ…」 「んー?なんで謝んだよ」 耳元で低く囁かれて、そこからまたぞわぞわする何かが拡がってく。つい肩を竦めると、耳朶を甘噛みされた。 繋がった部分は動かす事なく、首筋から肩、そして背中に、しない場所はないんじゃないかっていうくらい、たくさんキスしてくれる。おれの息が整うまで、そうやって待っていてくれるんだ。 けど、継の唇が触れたところがどんどん熱を持っていく。無意識にきゅっと締め付けてしまうから、おれの中の継の存在を思い知らされて、更にまた締め付けてしまう。 「ふあっ…けぇ、手、繋ぎたい…」 「ん、ほら…」 後ろからお腹のあたりに回されていた継の手のひらに、おれのを重ねる。すぐにきゅっと指を絡めてくれるから、おれもそこに入らない力を込める。 そのまま重なった継の手の甲に唇を寄せたのが合図みたいに、おれの中の継が暴れ出した。

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