151 / 507
隣にいていいのは
イッた直後の創は綺麗だ。瞳は潤んでいて、唇からは絶え間無く儚い吐息が漏れて、汗ばんだ白い肌はしっとりしていて。
そんな状態なのに、それでもオレを求めてくれるのがすごく愛おしく思う。
「はあっ…継、キスして…えっちいキスいっぱいして…?」
「っ、可愛すぎんだよお前は」
ああもう、どんだけ天使なんだよ!
「ん、は、あ…ぁむ、んぅ」
「可愛い、このまま食っちゃいたい」
なんて、絵的にはオレが食われてるんだけど。ちんこ食い千切られそうでヤバい。
柔らかい唇をはむっとして、ぺろぺろ舐めながら創の顔に掛かる髪を払ってやったら、すげえ気持ち良さそうに目を細めるのが見えた。
そっと耳の裏に手を当ててそこを塞いでみる。うわ、超締まる。
「創、ベロちゅーしたい」
「ん、ふあ…」
そろそろと出て来る紅い舌を絡め取って、ぢゅる、と音をわざと立てながら吸い付く。ぴくりと震える肩を撫でて、そのまま体を辿って乳首を転がすように嬲る。
指の間に挟んでみたり、少し爪を立てて引っ掻いてみたり。唇の端から溢れてくる唾液を指で掬ってそこに塗り込むと、ぬるりとした感触が加わって更に締まる。
「はあっ、創…」
「ひぅんっ、やっあん…っ!」
ポタポタと創のちんこの先から垂れた雫が水溜りになった。まだ動かしてないのに中がうねって、創がイきそうなのがわかる。
なのに、突然創が自分で根元部分をぎゅうっと握って、オレの方を見上げてきた。
「けえっ、やだ…いっしょ、が、いいっ…」
「ん、オレも。一緒にイこうな」
ちゅ、と唇を合わせると、創が嬉しそうに微笑んでくれた。それを合図に腰を進める。
さっきまで擦っていたところよりも更に奥、でも一番イイところは外して。なんでかって?そんなの決まってる、創にもっともっとオレを求めてほしいから。
「あっあ、ぅんっ…けえっ!んっ、」
「ん、なに?」
「うっ、ん…もっと、はぁっ、おく…い、ぱい、」
「…ここ、だろ?」
「ふあああっ!やっ、あ…っふ…」
手をつないで、唇を合わせて、創の一番奥を目指す。
ぴちゃぴちゃ、ズチュズチュ、という水音と創の声だけで昂るのがわかる。余裕なんてない。ただ、創が欲しくてたまらない。
オレだけを見て、オレの名前だけ呼んで、オレの事だけ求めて。全てをオレのものにしたい。
「っ、創、愛してる…」
「あ、継、けぇ…んっ!ふぁあっ……っ!」
一際高い声をあげてオレのちんこを締め付けたあと、びゅるっと創の精液が吐き出された。ぎゅっと握られた手のひらから力が抜けて、はふはふと唇を動かして。
そこに荒い呼吸のままちゅ、と唇を合わせてやると、焦点の合わないままの瞳でオレを見上げてきた。
「継…あぃ…て、る…ず、と…とな、り……て………」
オレだって、お前と同じくらい愛してる。
だから、ずっと隣にいて…
ともだちにシェアしよう!