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隣にいていいのは

【創side】 深い眠りの底から引き上げたのは、とくとくと規則正しく響く心地良いリズムだった。 生まれる前からずっと隣で聴いていた、一番落ち着く音。 継が隣にいる。そう思うのが当たり前で、いないのがおかしい。 「…ん、けぇ…?」 瞼が重い。でも早く継を視界に入れたくて、うっすらと形を捉える。 すうすうと寝息を立てて、気持ち良さそうに寝てる。可愛い。かっこいい。愛しい。 継に余裕がなかったみたいで、さっきはそのまましてしまった。おれが眠ってる間にナカとか飛び散った諸々の液体とか、きれいにしてくれたのかな。 きれいに整えられたベッドで、こうして寝てるのにおれをがっちり抱えてるのが、なんか幸せで。 起きてる時も寝てる時も、いつでもおれの隣には継がいる。それは、生まれる前からずっと。 そして。 「継…愛してる。ずっと隣にいてね?」 触れるだけのキスを落としたら、嬉しそうに微笑んでくれた気がした。

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