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消えないように握りしめ

ジャスティンがそうだったように、俺だって男だからそうなるわけで。 さっきからずっと頭を擡げていたそこへとジャスティンの右手が触れた。 「ひうぁあっ??」 「…はあ、よかった、」 「ふ、え…」 変な声出た!!!! 何がよかったんだよ?そう聞きたいのに、はふはふと息が漏れるだけで言葉が出ない。 じっとジャスティンを見つめていると、にこりと微笑まれた。 「ああ…ちゃんと、意識してくれてたんだなと思って」 「ふ、ぅんっ、」 そりゃそうだろ、俺だって、その…好きなやつの腕の中にいるんだから。 握った手にきゅっと力を入れて、これから与えられるだろう初めての感覚に身を委ねた。 ああくそっ、なんかムカつく。なんでこんな心臓バクバクしてんだよ……

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