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おぼれる
熱い手のひらが、やんわりとそこを包み込むようにして指を這わせてくる。他人に触られたのなんで初めてで、恥ずかしくて死にそうだ。
「っ、ん…」
「声、我慢しないで」
「あっ、や…っん!」
ゆるゆるとジャスティンの手のひらが上下に動くと、先っぽに溜まっていた先走りが零れて伝いぬめりを帯びる。
くちゅ、という音とともに喉が締め付けられて、なんか変な声が出てくる。マジで恥ずかしい。
自分でする時とは違って、なんていうか、心の底から何かが溢れてくるみたいで。
「気持ちイイ?」
「んっ、なこと、聞くなバカ…はあっ、」
「はは、すごくcuteだ」
「る、せ…あっ、ん」
ああ、やばい、気持ちい。あれ、俺自分でする時こんな気持ちよかったっけ?
裏筋を撫で上げられてびくりと体が揺れた。うわ、やばい、それやばい。
「んっ…それ、ダメっ、や…ぁ」
「イヤ?」
にやにや笑いながら見上げてくるのがなんかムカつく。でもイヤじゃない、もっとしてほしいとか言えない。恥ずかしいマジで。なんなのこれ?
「ふっ、ぅん…はっあ、」
じっと睨んでみる。悔しいけどかっこいいなこいつ。
左手でその整った顔立ちを撫でると、そこに擦り寄ってきた。あ、なんかこれは可愛い。
何かが腹の奥から湧き上がる。ジャスティンの手のひらの動きに連動するかのように、それはどんどん溢れてきて決壊しそう。
「んっ、ふ、あ…っく、」
「可愛い、ダイスケ」
「くっ、ふ…っ!」
頬に添えていた指先を舐められて、そのままぴちゃぴちゃとしゃぶられる。緩急つけて扱かれてるそこを、まるで咥えられてるかのような気がする。
ああ、やばい気持ちいおかしい変になるやばい無理すげえ気持ちい………
「っは、も…でる、んんっーーーーーーっっ!」
ちゅぅと首筋を吸われた瞬間に、頭がチカチカと眩しくなって、ジャスティンの手の中に精を放った。
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