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抱き締めてられるってこんなにも

【大介side】 体が熱い。風呂に入ったからだきっと、うん。絶対こいつに抱き締められてるからじゃない。 「いい匂いがする」 「同じもん使っただろ」 髪に顔を埋めてすんすんしてる。お前は犬か。ああ、でもたしかに犬みたいだな。ゴールデンレトリバーみたいな、もさもさしたデカいやつ。 嬉しい時には全力で尻尾振って、俺の事になるとすげえ真剣で。 「…幸せだ、ものすごく」 ぽつりと頭の上でジャスティンが呟いた。 幸せって、今の俺の気持ちなんだろうか。 必死に言葉を探して頭の中で組み立てる。 「えっと…あ、I wish time could stop…when I am in your arms…」 こんなに幸せなんだから、と続けようとした唇を塞がれて言葉に出来ない。それでもそこから抜け出さないのは、今告げた通りだから。 止まれ、ほんとに。 **** 大ちゃんのラストのセリフ お前に抱き締められて幸せなまんま、時間が止まればいいのに

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