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I want to hug you

【ジャスティンside】 くいっと引かれたシャツ。俯いた顔はきっと真っ赤だろう。 ゆっくりと端のベンチに腰掛けて、その顔を覗き込んでみた。 「こっち見んな!」 「Ouch!」 ぐっと顔を押され、わざとらしく痛がってみせた。痛くないけれど。 こんな少し手荒なスキンシップや酷い言葉がダイスケなりの愛情表現だとわかっているから、可愛くて可愛くて悶えてしまう。 けして小さくはないその体を引き寄せると、腕の中に閉じ込めた。 「I want to hug you」 「さっき聞いたしもうしてるだろ」 「そうだな、イヤか?」 ああ、ずるい手を使ってしまった。耳元でこうして言えばイヤと言わないのを知っていた。 「…イヤ、じゃ、ない」 「知ってる」 鼻先にキスをすれば、びくりと震える肩。それに気付かないフリをして、頬にも唇を寄せる。 握られたままのシャツから離れた手のひらが、オレの背中を抱き寄せた。 「…Me toooo…」 ああ、もうこのまま連れて帰りたい。

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