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オレの事考えて

近くのトイレに創を引き摺り込んで奥の個室へ連れ込むと、ドアを閉めて鍵をかける。壁に創を追いやって、肩口に顔を埋めて大きくため息をついた。 ふわりと微笑んだ創が、そっと髪を撫でてくる。 「どうしたの?」 「んー、なんか、大介に妬くとか子供っぽかったなって反省中」 「でもまあ予想通りの行動に出たよね」 「このまま帰りたい」 露わになってる首筋に口付けて、耳たぶを甘噛みする。 創の手がオレの首に回されたのが合図。 「オレの事考えて」 返事を飲み込むように唇を合わせた。 「んっ、ぁあっ、ふ…っ」 「ヤバい、超可愛い」 今日の服装は創がお気に入りのオーバーオール。汚したら絶対機嫌悪くなるから、早めに脱がせて正解だった。 とろとろに溶けた創のちんこを扱きながら、反対の手を創の口に入れて指で口内を弄る。もちろん創のナカにはオレのちんこをぶち込んで、ゆっくりと動かしてた。 後ろ向きで壁に手をつくものの、だんだんと力が抜けていくのを堪えながら、必死にオレの指をしゃぶってる創はもう可愛いさ全開だ。 体を捩ってこっちを向いてくるので、口から指を引き抜いて顎を掴むとそのまま噛み付くように唇を重ねた。すぐに絡んでくる舌が熱い。 「う、んんっ!ふっあ、んんっーーーー!」 ぐちゅぐちゅと音を立てながら、ちんこを扱くスピードと腰の動きを早めて一番奥を突き上げると、キュッと締まって気持ちい。 先端に少し爪を立てると一瞬創の体が硬くなって、次の瞬間にはオレの手のひらに精液を吐き出す。その締め付けでオレも限界を感じて、慌てて抜け出した。 「創、飲んで」 ずるずると壁に凭れてしゃがみ込んで、イッたあとで少しぼーっとしてる創の口元にちんこを宛がうと、素直に唇で包み込んでくれる。 根元部分を押さえていた手を離すと、創がすかさず扱いてくれて、奥まで咥えてくれた。 ちゅう、と吸われて舌が裏筋を舐めた瞬間に、オレも創の口に出した。それを最後の一滴まで吸い取って、こくりと喉を鳴らして飲み込む姿がたまらなく可愛くてお気に入りなの、創は知っててやってくれるから可愛くて仕方ない。 「っはあ、けぇ…」 少し苦しかったのか、潤んだ目で見上げてくる創を抱き上げて、蓋をしたままの便座に座りオレの膝の上に乗せるようにして抱き締めた。 すりすりと頬ずりすると、愛しさが込み上げてくる。 「ね、継、おれはいつでも継の事考えてるよ?」 満ち足りたように微笑んだ創の唇に自分のを重ねると、オレもなんか満ち足りた気分になった。

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