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花言葉
【継side】
しばらく創とちゅーしたり髪を撫でたりなんかしながらまったりして(トイレだけど気にしないぞオレは!)、二人と待ち合わせしてる売店へ向かった。
途中でヒマワリの花壇があって、創のテンションが上がってた。可愛い。くそ可愛い。
「ヒマワリってさ、夏!って感じでいいよね!」
「ん、そうだな」
太陽みたいだなんて言うけど、オレにとっては創の笑顔が太陽みたいなんだ。
「あっ、見て継っ!ヒマワリー!」
売店の中に入るとエアコンが効いてて涼しい。何か見つけたらしい創が、繋いだままの手を引いて走り出した。
狭い通路を通って、なんだかアクセサリーとか並んでるコーナーに止まると、黄色い飾りを手に取った。それを頭に付けて、にっこり微笑んでこっちを向いてくる。
「ヒマワリのバレッタ、可愛いね!」
「てゆーか創が可愛いから!」
もうマジ可愛い!天使!
周りに人がいたけど構わずぎゅーっと抱き締めた。
髪飾りからタグが垂れてて、【花言葉…愛慕、あなたを見つめる】なんて書いてあるのを見つけた。
うん、これお買い上げ決定だな。オレが創に贈るのに、これ以上ぴったりなのはないから。
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