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第3話
お互いプレゼントを渡す
「僕からのプレゼントはブレスレット。自分で作ったんだ」
小さなビーズでうーちゃんを思って一つ一つ繋いでいった。
うーちゃんが怪我しませんように…
うーちゃんが病気になりませんように…
うーちゃんが悲しくなりませんように…
うーちゃんが…ずっとずーっと笑っていられますように…
一つ一つに願いを込めながら大切に大切に作ったものだった
「カッコいいね!ありがとう!ふーくん」
腕につけてあげるとうーちゃんが嬉しそうに笑ってくれた
「エヘヘ…うーちゃんにはこの色が似合うと思ったんだぁ。うーちゃんはカッコいいからかっこいい色がいいなって」
「僕からはこれ!指輪だよ。小さいキラキラ付いてて綺麗でしょ」
その指輪には小さな透明のキラキラがついてた。お母さんがお父さんに貰ったんだよって見せてくれた大切な大切な指輪についてたキラキラととても良く似てた。
お母さんが教えてくれたんだ。
「このキラキラにはね、ずーっとずーっと一緒にいようねって意味があるんだよ」
って。だからすっごくすっごく嬉しかったんだ
「本当だぁ…とっても綺麗…ありがとう!大切にするね」
大切に胸に抱いて少しだけ背の高いうーちゃんの肩に頭を乗せてぐりぐりってしてた。
そしたらうーちゃんがそっと僕の背中をぎゅーってしてくれてそっと僕のことを呼んだんだ
「ねぇふーくん」
「なぁに?」
「大人になったらさ、結婚しよう?」
結婚したらずっとずっと一緒にいられる!!嬉しくて嬉しくて
「うん!!しよう!!」
うん!!って何度も頷いてた
「僕たちの20歳の誕生日に迎えに行くからそれまで待っててくれる?」
「うん!待ってる!」
「約束だよ?」
「うん!約束ね」
嬉しいまんまでゆびきりげんまんをしてお家に帰った
もらった指輪は少し大きくてぶかぶかだった。とても大切だから無くさないように宝箱にしまった
その後…、誕生日に一緒に過ごせることはぱったりとなくなったのだ…
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