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第15話

青いシーツのかかったベッドに、木製の勉強机。 他にあるといえば、本がびっしり並べられた棚くらい……。 そんな殺風景なぼくの部屋。 この部屋にいると、最近考えてしまうことがある。 ーーもしここに蓮くんが来てくれたら、 この部屋は今までにない位、輝くんじゃないかな? 例えるなら……クリスマスのイルミネーションやツリーみたいに。 ガシャンッ 「っ!!」 「やべっ! 手が滑った。なずなゴメンっ!」 隼人が落とし、割れたコップの音で我に返る。 「大丈夫だよ。今片付けるから、隼人はベッドにでも移動してーーっ!」 「なずな! 大丈夫か? 早く洗ってこいよ」 破片が指に刺さり、右手の人差し指から血が流れる。 「うん。戻る時掃除機持ってくるから、隼人も近づくなよ?」

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