「初めからスムーズにいく訳ないから。大丈夫。何回でも付き合うよ？」 後ろを振り向けば、励ましながら見守ってくれる人がいる。 もうちょっとで得られる浮揚感を求めて、静かに目の前に集中する。 自分の恐怖心で止めたらダメ。 打ち破る為にはこの抵抗に正面から立ち向かわなくちゃいけないんだ。 流れを捕まえる。 タイミングを見定めて、自分の身体をコントロールし、抵抗を味方につけたら動き出す。 ！！ 初めて感じる感覚… 地に足がつかない このまま、今まで感じた事の無い高みに向かえそうな高揚感。 知らぬ間に凝り固まっていた自己からの解放。 すぅっと視界が眩しくなった気がした。 -------------------- │д°) 次頁でオチ発表です！ (か)